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第46回衆議院選挙を終えて=産別・単組・地協・地区連合のご奮闘に感謝=

連合北海道 事務局長  出村 良平

第46回衆議院選挙は16日に投開票が行われ、民主党は前回議席を大幅に下回る57議席となり、自民党は294議席を獲得し、日本維新の会が54議席と躍進し、公明党31議席、みんなの党18議席、日本未来の党9議席を獲得した。

北海道においても民主党は、小選挙区で議席確保ができず、前回から大きく議席を失い、比例代表復活の2議席のみにとどまった。一方、自民党は、小選挙区で改選前から大きく伸ばし11議席を獲得し、比例代表での復活を含めて14議席と躍進した。
公明党は小選挙区で初めて1議席を獲得し、比例代表を含めて2議席となり、新党大地・日本維新の会もそれぞれ1議席を確保した。
連合北海道として、推薦候補2名、支持候補1名の3名が当選し、登別市道議補選では推薦候補が当選した。

全道で「民主党政権の継続」をめざして、汗をかき、支持拡大に奮闘された構成産別・単組、地協・地区連合・OB組織に結集する組合員の皆さんに、これまでの取り組みに心からのねぎらいと感謝を申し上げます。

今回の選挙は、東日本大震災後の初めての選挙であり、民主党政権3年4か月の総括と経済再生、社会保障、エネルギー、外交・安全保障、憲法改正の有無など日本の進路を選択する重要な選挙であった。
連合は、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、緒についたばかりの全世代支援型の社会保障や労働者保護強化にベクトルを切り替えてきた労働政策を前進させ、「働く者、生活者の目線を大事にして、連合の政策を確実に実現できるのは民主党しかいない」と訴えてきた。また、民主党は、働くことを軸とする安心社会を実現する」とし、「共生社会」「働く人が豊かさと幸せを実感できる社会」「格差を是正し、誰にも『居場所』と『出番』のある社会」をめざし闘ってきた。

いま、政治に求められるのは、経済の再生である。雇用の創出・デフレからの脱却・円高を克服し、景気を回復させることが急務である。また、民自公で合意した社会保障と税の一体改革を進め、政策ごとに与野党が連携することも必要である。

自民党政権に対し、集団的自衛権の行使、憲法9条の改正、国防軍の創設など「右傾化」の懸念が国内外から心配する声も少なくなく、衆議院選の圧勝に慢心して強引な政権運営を行えば、次の参議院選で民意の揺り戻しを招く。
民主党は、政権交代が可能な政治をつくることの意義が損なわれたわけではなく、自民党に失政があればいつでも交代できる準備を進め、自らを鍛え直す機会と捉え、来年の参議院選挙に臨まなければならない。

連合北海道は、生活者・働く者を代表する社会の公器たる労働組合として、まじめに働くものが報われる社会の実現のため、次期の第23回参議院選挙に向けて体制を立て直し邁進していく。

以 上


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